【タダスケの話】「おい、有頂天野郎。お前、ボーッとしすぎちゃうか。あんだけ襲撃されてんのに、敵に背を見せるかね。まだ有頂天なんやろうな。ええんか。お前が相手するのはNOAHで一番のクズだぞ。そんな甘ちゃんなヤツがチャンピオンでホンマにええんやろうかな。おい、言っとくぞ。もう今からな、やるかやられるかや。覚悟ないんやったら、返上しろ、ボケ」
【遠藤の話】「所属じゃない俺の試合が組まれて、杉浦貴の試合が組まれないって、お前どういうことだよ、これ? お前が向き合うべきは俺の改心じゃなくて、働き方改革じゃないのか、NOAHの。明日、試合で当たるな。お前、俺にばっか構ってないで、もっと自分自身を見つめ直せ」
【試合後の征矢&YO-HEY、稲葉】
※稲葉が征矢とYO-HEYに肩を貸してコメントスペースに連れてくる
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ…」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」
▼YO-HEY「だからなに? なんでちょっと外国のニュアンスなの?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「(外国人風に)ジョーネツ!」
▼YO-HEY「だからそれ。何なんだって。普通に情熱でええやん。言うんだったら」
▼征矢「YO-HEYちゃんよ、もうわかるだろうよ。俺たちには言葉なんていらねえんだよ。情熱だけあればいいんだよ! 情熱だけで俺たちはコミュニケーションを取ったんだ」
▼稲葉「(YO-HEYに向かって)情熱!」
▼征矢「紹介しよう」
▼YO-HEY「いや、誰なん?」
▼征矢「情熱RATEL'S新メンバー…」
▼YO-HEY「ええ?」
▼征矢「稲葉大樹だ!」
▼稲葉「情熱!」
▼YO-HEY「聞いてへんし、なんなん? 本気で言っとる?」
▼征矢「当たり前だろ!」
▼YO-HEY「はい?」
▼征矢「わかるだろ」
▼YO-HEY「なんか喋れる?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「喋れるだろ、情熱って」
▼YO-HEY「ほかは? 日本語は?」
▼稲葉「情熱!」
▼征矢「情熱は喋れるんだよ。サクソンと一緒だよ」
▼YO-HEY「もうわからん」
▼征矢「情熱があるじゃないか! 情熱が溢れ出てるんだよ、こいつは」
▼稲葉「情熱!!」
▼征矢「見てみろ、この顔を。ここにいたぞ。情熱の魂を持っているもうひとりが。YO-HEYちゃんよ、必ず次のタイトルマッチで。いけんだろ?」
▼YO-HEY「当たり前や」
▼征矢「今日はすまない。俺が負けてしまったから、こんなこと言えないけど」
▼YO-HEY「いやいや。あれはしゃあない」
▼征矢「そのベルト必ず防衛しろ!」
▼YO-HEY「任しとけ」
▼征矢「それだけだ」
▼稲葉「情熱!」
※征矢と稲葉は「情熱」と叫びながら去っていく
▼YO-HEY「ホンマなん? まあ、ええよ。ちょっとごめんなさい。自分でもちょっと情熱劇場が情熱過ぎてわけがわからん。頭パッパラパーになっとったけど、タダスケよ、タダスケよ、タダスケよ! なんや、あいつ。タイトル前にこうやって凶器使って、仲間使っておいらノアジュニアの頂点をボッコボコにせんとなんやねん。怖いからやろ? 普通に戦ったら俺に勝つ自信がないから、こうやって奇襲をかけたり、せこいことしてボコボコにしてまわっとるわけやろ。ホンマにお前、しょうもな男になったのう。でもな、タダスケ。俺らも今こんな関係かもせえへんけど、だいぶ長い仲や。なあ、聞けよ、タダスケ。レスラーの中ではお前とは一番長い付き合いだ。だからまあ、どうせ言ったところで言うこと聞いてくれへんのはわかっとるけど、言うだけは言わせてもらうぞ。なあ、タダスケ。本気でこのベルト懸けて俺とタイトルマッチしたいんだったら、後楽園ホールのタイトルマッチは正々堂々戦ってこい。いいな。あとな、ヨシ・タツ。俺のこの前歯どないしてくれんねん。あいつのトンファーでどつかれて、おいらの歯こんなんなってまったよ。まあ、ええわ。このベルト防衛とともに、T2000X宛てに請求書を書かせてもらうからな。覚えとけよ」