【※必読です※】10.14後楽園はGHC三大王座戦に齋藤彰俊ラスト後楽園など見所満載!その注目ポイントを余すところなくご紹介!
NOAH秋の天王山となる後楽園大会。タイトルマッチ3試合、齋藤彰俊の後楽園ラストマッチ、ジョシュ・バーネットの参戦や謎の怪覆面登場による新展開、ジュニアの覇権争いに新人・小田嶋大樹登場のダークマッチ…と中身の濃い全9試合が行われる。
メインに据えられたのは王者・清宮海斗にマサ北宮が挑戦するGHCヘビー級選手権試合。今夏N-1 VICTORY公式戦でフルタイムドローに終わった決着戦を北宮が要求し、秋の後楽園を舞台とした頂上王座戦が決まった。
とにもかくにも北宮にとってシングル王座、ことGHCヘビー戴冠は悲願だ。これまでGHCタッグ王座には実に7度就いている北宮だが、シングル戴冠歴は一度もない。GHCヘビー挑戦もまた、これで7度目となる。
北宮にとって清宮は直属の後輩にあたる。厳しく指導する“鬼の道場長”北宮を、若手時代の清宮も身近な先輩として慕い、かつてともにタッグベルトを巻いた際も大いに喜び合って、互いに特別な感情を口にしあった。
だが、いつしか後輩は瞬く間に先輩を追い抜いてNOAH新時代の顔に。北宮の腹の中には嫉妬や執念もうごめき続けてきた。
調印式では清宮が若手時代、北宮に酷評された「ちゃんこ」を振る舞った。だが、北宮の評価は「可もなく不可もなく、まさに清宮そのもの」。前哨戦でも激しく星を奪い合ったが、北宮が“チャンピオン像"を講釈すると、ムキになった清宮も「チャンピオンになったことがない人に言われたくない」と一番痛いところを突いた。いずれのシーンにも、北宮の“先輩"としてのプライドが強烈に垣間見えた。
無論、今の清宮は史上初のN-1&GHCヘビー同時制覇を成し遂げた不動の中心。先輩・後輩の枠はとっくに超えている。NOAH新時代に向けて、プロレス界の序列覆す“革命"への道もまだまだ道半ば。“先輩"のすべてを受け止めたうえで、防衛の暁にはALL REBELLION新メンバーを投入すると発表している。
清宮の革命継続か、北宮の悲願成就か。バリバリの現役中心世代対決であり、“MADE IN NOAH道場"ともいうべき二人の激突は、いま現在のNOAHを体現する一戦となる。
セミファイナルでは齋藤彰俊の“後楽園ラストマッチ"が行われる。
11月17日の引退試合まで残り約1ヶ月。齋藤がいよいよ後楽園のリングにも別れを告げる時が来た。越中詩郎&AKIRAとの元平成維震軍トリオで、潮崎豪&モハメド ヨネ&小峠篤司のTEAM NOAHトリオと6人タッグマッチで対決する。
キャリア初期。若かりし齋藤の存在を広く知らしめたのが反選手会同盟であり、平成維震軍だった。そしてキャリア末期、最後に所属したユニットがTEAM NOAH。まさに始まりと終わり、昔と今の交差点となる聖地ラストマッチ。回顧と感謝が混ざった感慨深い熱闘を捧げて、思い出深い“聖地"に別れを告げる。
“情熱男"に変ぼうを遂げたGHCナショナル王者・征矢学は、初防衛戦でいきなり難敵イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.の挑戦を受ける。
約半年間の欠場期間中に肉体改造に取り組み“バキバキボディ"に変身した征矢だが、同時になかば異常なテンションで「情熱」を叫びまくる“情熱男"へと変化。今夏N-1でも最後まで優勝争いに絡み続け、9月には佐々木憂流迦を破ってGHCナショナル王座戴冠を果たして、念願のNOAH参戦後初タイトルをつかんだ。
そして奪取直後に自らワグナーJr.を指名。理由は「「この赤いベルトを最も輝かせた男」だから。確かにワグナーJr.は最多防衛記録「6」保持者であり、どの防衛戦も熱闘ぞろいだった。そのワグナーJr.を初防衛戦から飲み込むことができれば、征矢は政権基盤を一気に固められる。
ワグナーJr.も再起がかかった一戦だ。今夏N-1は負傷で無念の途中リタイア。そこで征矢から指名され、再浮上へ絶好のチャンスが飛び込んできた形となる。自身のステータスを上げたナショナル王座への思い入れも深い。
調印式では征矢から耳元で「情熱ぅ!!」と連呼・絶叫されて迷惑そうだったが、誇り高きアステカ戦士は「家族への愛、NOAHへの愛、プロレスへの愛、ベルトへの愛、そしてファンの皆さんへの愛をもって闘いたい」と紳士然と答えて“愛情"で対抗する構え。“赤"は情熱でも、愛情でも形容される色でもある。秋萌ゆる後楽園で赤いベルトを手をつかむのは、燃える情熱か、それとも燃える愛情か。
第5試合では佐々木憂流迦とジョシュ・バーネットの“元UFCタッグ"が実現。藤田和之&船木誠勝組との対決が実現する。
MMAとプロレスの“レジェンド"3人に、令和に同じ道をたどった憂流迦が混ざった形。これまで3人との接点はほぼない。元UFCの共通項を持つバーネットとのタッグも初めてなら、藤田&船木とも初対決。展開的にもすべてが未知数な一戦だが、憂流迦とバーネットは直前会見で「合体技」にそろって意欲をみせた。
バーネットは昨年9月の船木戦以来、約1年ぶりのNOAH参戦。熱望していた船木との再戦が実現する形になるのと同時に、藤田との初対決も実現。豪華メンバーによる豪華な時間は、一瞬で終わり得る緊張感とともに流れることになりそうだ。
丸藤正道&杉浦貴のGHCタッグ王座には、拳王&アレハンドロのALL REBELLIONコンビが挑戦する。
最注目はジュニアながらヘビー級タッグ王座に挑戦するアレハンドロだ。9月春日部大会で誤爆に乗じて杉浦を丸め込んで3カウントを奪取。即座に「丸藤さんと杉浦に挑戦したい」と“杉浦だけ呼び捨て"で挑戦表明し、拳王と組んでのGHCタッグ挑戦が決まった。
前哨戦でも「杉浦! ばっちこーい!」と尻を叩きながら大先輩を挑発し、再三に渡って追いかけっこを展開。かく乱にかく乱を重ね、イリミネーション戦でも杉浦をオーバー・ザ・トップロープで失格に追い込んでいる。調印式では自らのYシャツを破り脱ぎしながら「杉浦来いよ!ほら来いよ!」と徹底的に挑発しまくった。
革命を標ぼうするALL REBELLIONにおいて、ジュニアのアレハンドロがGHCタッグ獲得となればまさに革命。杉浦を徹底的に怒らせて翻ろうし切るのか、それとも杉浦の殺気が久々に爆発するのか…が焦点となる。
一方で丸藤と拳王も積年の“仲の悪さ"がここに来て爆発。トムとジェリーのように小競り合いを続けてきた二人だが、今夏N-1不出場だった丸藤に「副社長なんだからもっと働け」と拳王がツッコミを入れまくり、ドイツ遠征→帰国当日に新宿登場を強要。応じた丸藤も拳王モノマネのマイクを展開繰り広げ、その後もSNSを通じて細々しい口喧嘩を展開…。こちらもいつも以上の意地の張り合いとなることは必至だ。
新ユニット誕生の気配が漂う注目の一戦が「ジャック・モリス&ダガvsアンソニー・グリーン&ダガ」のタッグマッチ。
すべては9月に現れた謎の電飾ドクロの怪覆面が発端だった。元GLGの3人で争われた3WAYマッチに介入してモリスと結託。かつてGHCタッグ長期政権を築いたモリスとグリーンの友情に完全に亀裂が入った。
10月に入ってモリスとグリーンの遺恨マッチが組まれたが、再び怪覆面が介入して反則決着に。今度はそこへGHCジュニア王者のダガが現れてモリス&怪覆面と合体し、一気に新ユニット誕生の気配が漂い始めた。
同時にモリスは、グリーン救出に飛び込んできたクリアリーにもグッドルッキングニーをぶち込んで完全決別。今度はモリス&ダガとグリーン&クリアリーによるタッグ対決が決まった。まだまだ謎だらけの新展開だが、モリスは「答えが知りたければ10月14日の後楽園においで」と予告しており、後楽園で新たな“何か"が起こるのは間違いなさそうだ。
第2試合ではGHCジュニア王座次期挑戦権を懸けたトーナメント『N Innovation Tournament』出場8選手による前哨戦も行われる。
8人タッグマッチだが、10・30新潟大会から始まる1回戦「ドラゴン・ベインvs藤村加偉」「菊池悠斗vs大和田侑」「YO-HEYvs宮脇純太」「AMAKUSAvsタダスケ」4試合に向けた一挙前哨戦が、ユニット関係なしの“ごちゃまぜ"形式で実現する。1回戦に向けて激しい火花が散ると同時に、8人全員が個人闘争モードなだけにチームワークの崩壊も必至で、カオスな展開とも予想される。
そして第1試合では、条件付きでまさかのGHCジュニアタッグ王座挑戦が決まった谷口周平&Eita組が始動する。
GHCジュニア次期挑戦者決定トーナメントに出場できなかったEitaは、「ノアジュニアの顔」の誇りにかけてジュニアタッグ王座に照準。谷口のラリアット誤爆に“援護"される形で王者HAYATAから3カウントを奪うと、強引にも谷口をパートナーに指名して王座挑戦に名乗りを上げた。
戸惑いまくりながらも勢いに押された谷口は、思わず「100キロ未満」への減量を約束…。11・9大阪大会で「HAYATA&YO-HEYvs谷口&Eita」のタッグマッチが組まれ、谷口が減量に成功した場合は王座が懸けられることになった。
この日は谷口&Eitaの始動戦となるが、これまで縁もゆかりも無い二人。しかも10月上旬時点で谷口の体重は約108キロで、1ヶ月で8キロ以上の減量を強いられる形となるだけに、マジメな谷口がやつれていないか心配だ…。
本戦開始前のダークマッチには9月にデビューしたばかりの新人・小田嶋大樹が登場。デビュー1ヶ月に満たない状態で、すでに清宮海斗、AMAKUSA、拳王、ダガといったそうそうたる面々とのシングルを経験してきたが、この日はノアジュニアの雄・HAYATAの胸を借りる。
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