【試合後のヒロム】
▼ヒロム「もういいよ。早すぎるって。何人来たんだよ? 早すぎるよ。もうちょっと味わわせてくれよ。待ちに待ったGHCのベルトだぞ。ホント好きだったベルトだよ。まずYO-HEY選手、最高でした。YO-HEYちゃん、凄い楽しかった。あなたがもし、あと3キロ、いや5キロかな。それぐらいウェイトが重かったら結果は変わったかもしれない。正直あんなしんどいと思わなかった。ドロップキックなんてヤングライオンの時、何回使ったか、何回食らったか数えきれない、一番食らった技かもしれないってぐらい練習でも何べんも食らった。その技があんなに威力を持つのか。あと5キロ、いや3キロだな。違ってたら意識が吹っ飛んで回復しなかった。恐ろしい。でも楽しかったです。シンプルに敵地なのにこんなに楽しい思いができたのは、ヒロムちゃんの日ごろの行いがいいからかな。ありがとうございました。NOAHの皆様。リング上でも言った通り、ノアジュニアは責任をもってこの俺が盛り上げるんで。どっかの誰かみたいにベルトを壊したり、ましてや投げたりなんていたしません。俺は正面から思いっきりノアジュニアを盛り上げてみせます。小田嶋選手、小峠選手、(しばらく考えてから)ちょっと待ってくれ。忘れた忘れたなんて言ってたら本当に忘れちゃった。宮脇選手! 危ねえ。これは今のはね、決してわざとじゃないです。試合後のダメージで誰が入ってきたか思い出せないんです。それぐらいのダメージを負ってるのは確か。そして何よりもEita選手。このベルトを獲る前からあなたとシングルマッチをしてみたかった。ノアジュニアの顔と言ってましたけど、本当にノアジュニアの顔だと思ってます。今日で俺のノアジュニアの歴史が動きました。今までは丸藤さん、KENTAさん、小川さん、菊地さん、橋さん、マイケル・モデスト、杉浦さん、そして金丸さんで時が止まっていたノアジュニアが今日のYO-HEYさんとの闘い、そしてそのあとで動き出しました。動き出し始めました。これから楽しみにしています。今日は喜ばせてくださいよ。(取材陣に向かって)どうしたんですか? 質問タイム設けましょうか? 今凄くいろんなこと言いましたけど、メイン見なくて大丈夫ですか? 皆さん。ないなら行きますけど」
――Eita選手の挑戦は決定で?
▼ヒロム「もちろんですよ。だってチャンピオンですよ。チャンピオンが言うことは絶対。しかも他団体の人間、新日本プロレスの人間が『やります』って言ったんですよ。これはやるでしょう。あとはNOAHさんが何とかしてくれるでしょう。俺はやりたい相手とやるだけ。それはどこの団体であろうと、俺がやりたいようにこのノアジュニアを盛り上げますよ。俺がやりたいと思うような人間になってください」
――以前、仲間をどうしようと言っていたが?
▼ヒロム「ありましたね。僕の発言は基本的に気まぐれなんでね。そんなに深く考えなくても大丈夫ですよ。でも仲間は必要でしょう。じゃあAMAKUSA選手、仲間なのかなあ? 俺がこのベルト巻いてるのに横に立ってくれるんですか? そんな人間はいりません。もし組むのであれば、それなりの覚悟をしてください。そう思います。あとはね、NOAHさんお任せいたします。どこだろうがやります。どこだろうがいけます。そして俺は誰だろうが挑戦者にする権利があるということを忘れないでください。どうでしょう? 以上でしょうかね? ノアジュニアの顔と、IWGPは持っていないですけど勝手に言ってしまいました。新日ジュニアの顔と、どっちが強いんでしょうか? (去ろうとして立ち止まると)さよなら!」
【YO-HEYの話】「ああ! ああ…クソ。負けた分際…他団体にベルトを許してしまった。こんなおいらでも一つだけ言わせてくれ。一つだけ。先に言わせてもらう。謝らんといてくださいみたいな、生ぬるい俺へのコメントは今回ばかりは必要ない。本当に、本当に申し訳ない。でも一つ許してもらえるなら、必ず必ず、おいらYO-HEYちゃんがあのGHCジュニアのベルトを必ずいつか奪い返してみせる。すいませんでした。クソー!」
【Eitaの話】「待ってたろ? なあ、この状況。まあ、YO-HEY、病み上がりだからな。仕方ない、あの結果は。まあ、試合後、小峠、宮脇、小田嶋。あの3人が気持ちを出してくれてうれしかったけどさ。あの3人には申し訳ないけど、ここは俺の出番だよ。ノアジュニアの顔の出番だ。高橋ヒロム、俺が最速でベルトを奪ってやるよ。まあ、ベルト獲ったらよ、10月の両国も見えてくんじゃねえのか。もう一度、俺が両国、チャンピオンの状態で上がってやるよ」