【KENTAの話】「いや、久しぶりに、なんだろうなあ…タイトルマッチのおかげで、またこうやって丸藤さんと。どれだけの人が期待を持ってくれていたかわからないけど、少なくとも今日来てくれた人の期待はもうビンビン感じて、それに応えようと。俺も丸藤さんも今できるすべてをやったつもりというか、やりました。やっぱところどころ、そりゃ数年前、10年前、十何年前…若い時にやり合った頃とは動きも違うし、遅いかもしれないし。まして、丸藤さんに俺がgo 2 sleepをやり損ねるなんて、こんなことが今になってあるなんて。いや、お客さんには最後バシッと決めれなくて、フラストレーションを抱えさせちゃって悪かったなって思うけど、それと同時に、こんなことも俺と丸藤さんはまだあるんだって。これが衰えなのかどうなのかしらんけど、まだまだこれからもやり合っていきたいと思える相手だし、やり合っていきたいなってそんな風に思ってます。生? 生、これ? 放送席が見てるの? 違うか。わかんないか。まあ、いいや。だからね、結局俺が何が言いたいかいうと、すげえプレッシャーのあとのこの勝利の快感、やっぱりやめられないってこと」
【丸藤の話】「負けてしまいました。NOAHが旗揚げして25年ここにい続けて。この年にその意味を示すためにも、ベルトがどうしても欲しかった。でも、俺が弱かっただけ。もしかして俺とKENTAのベルトを懸けたシングルマッチはもう最後かもしれない…って思ったんだけどよ。俺、N-1に出るじゃん? 天は俺を見捨ててないぞ。N-1必ず優勝して、もう1回GHCに必ずたどり着いてやる。おい、若いヤツらも外国人選手も覚悟しとけ。今の俺はまだ強えぞ。最後にひとつだけ。改めて、KENTAお帰り」