【KENTAの話】「獲っちゃった。獲っちゃったよ。どうよ? このGHCベルト、まさかこうしてまた巻く日が来る…。急に拳王の男気があって、こうやって挑戦させてもらって、こうやって獲ることができて、いや、メッチャ最高の気分です。会場もすごい温かかったし。温かいね、プロレスリング・ノアのファンは本当に。前も言ったけど。拳王とはこれから戦って。何回もどうしても言っちゃうけど、頭から離れないから。どうしてもブレイクダンス。ブレイクダンスで次は拳王と勝負しても、まったくやったことないけど、なんか勝てそうな気がするし、あれだったら。でも、すごいなんか、まさかこんな2日間になるとは昨日の時点で思わなかったけど、熱い1日になりました。ありがとうございました。またこうやってチャンピオンとして、これからプロレスリング・ノアに帰ってきた意味を皆さんにお見せしていきたいと思ってます。これからついてきてもらいたいなと思います。結局、最後俺が何が言いたいかっていうと、俺が新しいGHCチャンピオンだってこと」
【拳王の話】「おい、KENTA。オメーな、リング上で2日続けて疲れているのに、指名してくれてありがとうとか言ったな。おい、甘えてんじゃねえぞ。俺はな、昨日タイトルマッチだったけどな、今日朝起きた時、全然疲れてねえよ。痛いとこどこもねえよ。完全体の拳王で今日臨んだんだよ。それでKENTAに負けた。俺が弱かったってことだ。これからな、まだまだ俺には目標ができた。KENTA、テメーを倒すぞ。おい、いいか。N-1あるよな。OZAWAに決勝来いって言った。誰でもいいぞ。勝ち残ったら、OZAWAもKENTAも当たるよな、N-1。お前ら2人、もう一度戦って、そして俺が倒してやる。KENTA、倒してやるからな」
【丸藤の話】
▼丸藤「プロレスリング・ノア25周年。今年に入って方舟伝承とかそういう試合をしてきた中で、俺は結果を残していないけども、やっぱり俺はここに居続けた自信、そしてプライド、自分にしか見せれないもの、そういうものがあると思っているんで。このタイミングでKENTAがチャンピオンになって、『やっぱ俺しかいないでしょ?』と。2人でぜひNOAHの戦いってものを見せたいなと思います」
――最近のNOAHの若い選手の戦いぶりに触発されたところはある?
▼丸藤「そうですね。あまりにも若い選手たちが元気だし、いい試合をするし、勢いもあるんで。このままじゃプロレスリング・ノアの25周年、俺が目立つところがまったくねえなって自分でも思ってたんで。ここで丸藤ってものをもう1回見せたいなと。それがKENTAならば見せれるんじゃないかなって思ってます」
――NOAHに居続けた理由の1つがKENTA選手の存在だったという話があったが、どこかで新しい形でKENTA選手と会える可能性はずっと考えていた?
▼丸藤「うーん、どうでしょう。そんなものは本当にわからないことだし。だけど、俺のプロレス人生の中で、KENTAっていうのはかけがえのない人間で。このままいつの間にか終わってしまうような関係ではないんじゃないかなって自分では思っていたんで。こんなものは、ハッキリ言って運命ですよ。自分がどう思ってたかじゃなく、もう運命じゃないですか」
――OZAWA選手がチャンピオンの時は行動を起こさなかったが、それはOZAWA選手をGHCのチャンピオンだと認めていなかった?
▼丸藤「いや、認めてましたよ。面白い試合するなあと思ってましたよ、ずっと。タイミングが来たらと思ってましたけど、さっき言ったように、今年に入ってから俺は方舟伝承でも負け続けていたし、言うなれば大阪のタッグマッチとかも負けてしまっていたし、なかなかそのタイミングをうかがうというのが難しい中で、そのタイミングを逃してしまっていた部分もあるんですけど。まあ、彼はまだデビューしてそんなに経っていない人間なんで、いつでもやるタイミングはあるし。確かに素晴らしいチャンピオンで、素晴らしい動きをして、お客さんをたくさん呼んるけども、俺からすればまだ若造ですよ。落ち着いたらやろうよ、OZAWAと。それよりも今はKENTAとやりたいなと」